Maiko🇯🇵のTabiji

オランジュリー美術館(Musee de l’Orangerie)

このオランジュリー美術館はモネで有名ですが、ルーブル美術館やオルセー美術館に比べるとめちゃめちゃ小さい美術館です。
(あとの二つが大きすぎる!)

ただこの美術館には、モネの『睡蓮』の連作があり、それらをモネと同様、自然光で見ることができる素晴らしい美術館なんです!

2006年に再オープンしたんですが、実はその大改装のきっかけが、モネの最後の大連作『睡蓮』を飾るためだったんです。
(さすが、芸術を大切にしているパリ!)

もともと、このオランジュリー美術館は名前の通り、宮殿のオレンジの温室だったそうです。
そして、1927年にモネの『睡蓮』の連作を収めるために整備されたのがこの美術館の始まりでした。
当時は今と同様、自然光が差し込み、太陽が雲に隠れると作品は目立たなくなり、天候に応じて絵画の見え方も変わるような、モネの気持ちに寄り添った展示方法でした。
しかし、1960年代にその屋根を光が入らないような改修工事をしてしまい、1999年-2006年の改修工事で、やっぱり光を取り戻そう!ということになり、現在の形になったというわけです。(HPより)

さらに、驚くのが、世界遺産にも登録されています。
世界遺産「パリのセーヌ河岸」に含まれているそうです。
(知らなかったーーーー)

まずは、モネの話からいきましょう!

光の魔術師、クロード・モネ

名前 Claude Monet(日本では モネと呼ばれています)
生年月日 1840年11月14日-1926年12月5日(86歳)

モネは初め、パリの美術学校で学びます。その後、仲間と共に印象は運動を牽引。それから人々は、彼のことを「印象派の巨匠」と呼ぶことになります。

モネの何がすごいかと言われたら、光を表現するのが上手だったんですね。
あまり想像つきにくいですよね。

時代を逆に考えるとわかりやすいかと思います。

現実を忠実に再現!「写実主義/リアリズム」

印象派が出てくる19世紀後半の前、19世紀中頃のパリでは『写実主義』というのが流行りました。
これは、リアリズムということで、現実をありのままに描く、理想化された美を描くことを批判する、個性や感情をできるだけ抑えるといった感じです。

写実主義の代表といえば、
ジャン=フランソワ・ミレーの「落穂拾い」

ジャン=フランソワ・ミレーの「落穂拾い」

この画法に反して、生まれたのが印象派です。

鮮やかで優しいタッチの印象派

印象派の特徴は、光の変化を表現し、その場の空気感を捉え印象として描く、明るい色彩、明確な輪郭線を描かずにモチーフをとらえる、光の観察に重点を置くなどなど。

写実主義と印象派、全然違います。

モネの『睡蓮』は全部で300点以上!?

ここで、モネの「睡蓮」についてお話をしましょう。

モネは生涯にわたって、「睡蓮」の作品を300点以上も描いたと言われています。
作品は主に、水生植物の睡蓮を題材にしてあったら、「睡蓮」の連作として認識されるようです。

そんなモネの「睡蓮」が日本にもあります!

  • 群馬県立近代美術館
  • 山形美術館
  • DIC川村記念美術館
  • 国立西洋美術館
  • アーティゾン美術館
  • 東京富士美術館
  • ポーラ美術館
  • アサヒビール大山崎山荘美術館
  • 和泉市久保惣記念美術館(ここは赤く燃えてるような「睡蓮」が見れます。)
  • 大原美術館
  • 地中美術館
  • 北九州市立美術館
  • 鹿児島市立美術館

北は群馬から南は鹿児島まで。ここに書き出したのは有名な場所だけです。「睡蓮」だけでなく、モネの作品なら、もっともっとあります!
日本各地にモネの「睡蓮」は散らばってるので、お近くの方はぜひ見に行ってみてください☺️

オランジュリー美術館のモネ『睡蓮』

天井部の白い丸く見えているのが天窓です。白いシェードのようなもので覆われていますが、外の光がそのまま館内に差し込みます。

それぞれの写真をクリックすると拡大できるので、ゆっくり見てください☺️

写真ではうまく表現できなかったんですが、館内に差し込む光の優しいこと!!!

オノマトペで表現すると。。。

ぽわ〜ん、ふわ〜ん、さわ〜  みたいな?笑
皆さんに伝わると嬉しいのですが。。。笑
画面の明るさを最大にして、もう一度、上の写真3枚を見てほしい!
一番リアルな明るさかと思います!

ほんとに光の加減ひとつで、こんなに「印象」が変わるんだと思いました。

欲を言えば、誰もいない空間でこの部屋にいたかった!
もしかしたら、平日の昼間でもこのくらいお客さんがいたので、朝イチとか狙い目なのかもしれないですね。

今日は、モネの大連作『睡蓮』が展示されているオランジュリー美術館に行った時のお話でした!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
良い一日になりますように。


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